治験という言葉をよく耳にしますが、詳しい仕組みを知らない人の方が多いはずです。
治験は複数の段階に分かれおり、それぞれ参加できる人も変わってきます。
「昔、治験に参加したよ~」と友人同士で話していても、
実は違うレベルのテストに参加している可能性もあります。どんなプロセスがあるのか、
大まかに確認してみましょう。
健康な成人の方に治験を受けてもらいます。
薬の効果や代謝、副作用などを正確に把握するため、健康な成人男性に受けていただくケースが多いです。
※女性の方は生理等で健康状態が変動しやすいため女性を対象とした試験は多くありません。
第1段階のテストで安全性が改めて確認されたら、今度は少数の患者さんに治験を受けてもらいます。
安全性と共に、効き目や適切な使用量を確かめます。
さらに多くの患者さんに治験を受けてもらいます。
第二段階で得られた安全性と有効性が多くの人にもあてはまるかを検証します。
世に出回るようになっても、薬のテストは続きます。
そのまま使い続けて良いのか、あるいは使い続けて役に立つのか、継続して調べます。
主に健康な成人を対象にします。極めて少量の |
少数の患者を対象に、治験薬の有効性、安全性、 |
フェイズ1~2で得られた結果が、より多くの患者にも当てはまるかどうかをチェックします。 |
発売後に行う試験です。 |
以上、治験にも何種類か種類があると言う話でした。
ちなみに、関連して出てくる専門用語もあります。補足で説明しておきます。
※1:フェイズとは、英語でphaseと書き、「段階」などを意味します。
フェイズ1とは(治験の)第1段階、フェイズ2とは(治験の)第2段階などと言う意味になります
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